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2014.08.22
日々の雑感~論破と説得について

他人と話をし、その他人に対して、自分の言い分を聞いてもらおうとする場合、誰でも自分の言い分の理由を伝えるものです。自分の言い分の理由を相手に伝える場合、どのような伝え方をするのか、という問題があります。相手を言い負かす方法である「論破」もあれば、相手にしぶしぶながらも自分の言い分を理解してもらい受け入れてもらう方法である「説得」もあります。テレビドラマなどで弁護士が登場する場合、その弁護士は、反対当事者やその代理人に対して、「論破」する形で、自らの言い分を主張することが多いように思います。それはおそらく、その方が、話の内容として面白いからだと思います。

しかし、実際の弁護士は、そうではありません。 といいますのも、「論破」の方法では、当事者間に、事後に、さらなる対立を生み出す可能性があるのです。ある問題ではやり込められたけれども、ほかの問題で実質的に報復する、ということにもなりかねないのです。これでは、実質的には、「紛争を解決する」という大切な目的を果たしていないのです。これに対して、「説得」は未来志向の解決をもたらす余地を残す手法なのです。「紛争を終結させる」という未来志向の観点からは、「論破」よりも「説得」のほうが優れているのです。

紛争当事者には、感情的になり、ひたすら相手を「論破」してやり込めることを弁護士に期待する方もいらっしゃいます。私は、そのような方には、上記の趣旨のお話をさせていただきます。ご自分の言い分がいかに法的に正当であったとしても、反対当事者には、高等裁判所へ控訴する権利と、最高裁判所へ上告する権利とが、手続を受ける権利として保障されているのです。「論破」の方法では、北風と太陽の関係を煽り立てるだけであり、早期の紛争解決は望めません。「紛争の早期解決」という観点からは、「論破」よりも「説得」のほうが優れた手法なのです。「説得」は、「論破」に比べれば、一見、弱腰な感じに見え、テレビドラマ的には受けが悪いのでしょうけれども、「紛争の早期解決」という大きなメリットを依頼者にもたらしうる手法なのです。「論破」は、「説得」の方策が尽きた場合の、最終手段であると思うのです。

2014.07.22
佐藤真吾弁護士が担当した案件が、判例時報に掲載されました。

佐藤真吾弁護士が担当した案件が、判例時報(NO.2213 平成26年4月21日号125頁)に掲載されました。

2014.07.22
ホームページをリニューアルしました。

ホームページをリニューアルしました。

 

2014.04.14
交通事故相談初回無料化

交通事故に伴う損害賠償に関する法律相談につきましても、初回無料といたしました。保険会社との示談交渉で困ったときなどは、お気軽にご相談ください。
なお、個人(非事業者)の債務整理に関するご相談も従前どおり初回相談無料です。こちらもお気軽にご利用ください。